〈ルター式英文法〉「カゴいっぱいのリンゴ」と『メリーポピンズ』の「ひとさじの砂糖」をリンクする

〈授業の一風景〉
ルターさん
ルターさん

12年前の記事再読。Tさんは27歳ですね! 光陰矢のごとし。
英文法のルターさんらしい文法解説です。

1)「子どもによい本」a book good for children

中3のTさんが入試合格してから、初めての授業。「ルター先生のおかげです」と嬉しい言葉。どういたしまして。Tさんの努力の結果です。ということで、気楽な気持ちで、ワークブックをしはじめた。
I have a book that is good for children.(子どもに良い本がある。)
という英文のthat isをカッコに補うという問題だった。

ルター:この文の「子どもによい本」は、that isを取って、a book good for childrenでもいいっていうのは分かりますか?
Tさん:はい。
ルター:a good book for childrenとも言えそうですが、ものによっては、このように後ろにつけた方がいいものがあります。

2)「リンゴでいっぱいのカゴ」a basket full of apples

fruit_kago_ringo.png
fruit_kago_ringo.png いらすとや

例えば、a basket full of applesだと、どんな意味だと思いますか?(ここでカゴに入ったリンゴの絵を描いた)
Tさん:「カゴいっぱいのリンゴ」ですか?
ルター:あ~、なるほどー。
でも、これは「リンゴでいっぱいのカゴ」という意味なんですよ。

3)「スプーン一杯の砂糖」a spoonful of sugar

ルター:では、a lot of apples「たくさんのリンゴ」のように、
Tさんの考えた「カゴいっぱいのリンゴ」と言いたいときには、どう言うと思いますか? 
こういうときに歌が便利です。メアリーポピンズは知っていますか?
Tさん:はい。
ルター:その歌の中に、A spoonful of sugar helps the medicine go down.(スプーン一杯の砂糖は薬が下りるのを助ける)というのがあります。(ここでスプーンの絵を描いた)

sugar
sugar

4)「カゴいっぱいのリンゴ」a basketful of apples

fruit_kago_ringo.png
fruit_kago_ringo.png いらすとや

スプーン一杯の砂糖=a spoonful of sugar ですから、
カゴいっぱいのリンゴ=a basketful of apples となるわけです。
Tさん:あ~、なるほど!

というように、Tさんに感心してもらえた。

a spoonful of sugar スプーン1杯の砂糖
two spoonfuls of sugar スプーン2杯の砂糖
の話もすればよかったね。

5)まとめ、映画『メリーポピンズ』の映像、スクリプト

「リンゴでいっぱいのカゴ」 「カゴ一杯のリンゴ」の使い分け
「リンゴでいっぱいのカゴ」 「カゴ一杯のリンゴ」の使い分け
ルターさん
ルターさん

公式チャンネルでは歌を一部公開しています。
脚本(スクリプト)は以下のリンクにあります。夢のようですね。

スクリプト:https://imsdb.com/scripts/Mary-Poppins.html

DISNEY SING-ALONGS | A Spoonful Of Sugar – Mary Poppins Lyric Video | Official Disney UK
Mary Poppins – Spoonful of Sugar  Disney Movies
ルターさん
ルターさん

YouTubeで「BBCプロムス(The Proms、BBCプロムナードコンサート)」を初めて観ました。メアリーポピンズの歌をたくさんの人が口ずさんでいます。ぜひご覧下さい。

A sing along Mary Poppins Medley to celebrate its 50th anniversary | Proms – BBC

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