【英語クイズ】を通じて、【無冠詞】と【some】の使い分けを考えてみましょう!
(a) 【無冠詞】《一般論》 種類の違いを対比説明する
(b) 【a/an/some】《具体的な話題》 数・量を物語る
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問1「リンゴ買ったんだ」のリンゴ(2個以上)は英語でなんと言いますか?
Q:I’ve bought ( ).
(a) apples
(b) some apples
答え「リンゴ買ったんだ」のリンゴ(2個以上)は、(b) some apples
I’ve bought some apples.
× (a) apples
○ (b) some apples
問1のルター式解説
(a) 【無冠詞】は対比説明に使います。物語や提示(There is/are)と相性が悪いです。
apples は(他の果物ではなくて)「リンゴは!」「リンゴを!」のように強く聞こえます。
I’ve bought のあとに【無冠詞】applesを使うと
「リンゴは買ったんだ(が、他のものは買っていない)」と対比しますので不自然です。
(b) 【some】は対比を避ける効果があります。
some applesは他の果物を暗示しません。リンゴだけを話題にします。
問2「紅茶飲んで」の紅茶は英語でなんと言いますか?
Q:Have( ).
(a) tea
(b) some tea
答え 「紅茶飲んで」の紅茶は、(b) some tea
Have some tea.
× (a) tea
○ (b) some tea
問2のルター式解説
(a) 【無冠詞】は対比説明に使います。物語や提示(There is/are)と相性が悪いです。
tea は(他の飲み物ではなくて)「紅茶は!」「紅茶を!」のように強く聞こえます。
Have のあとに【無冠詞】teaを使うと
「紅茶を飲んで(いいが、他のものを飲まないで)」と対比しますので不自然です。
(b) 【some】は対比を避ける効果があります。
some teaは他の飲み物を暗示しません。紅茶だけを話題にします。
4)名詞の使い方のまとめ
以上2問と解説で納得いただけましたか。
【無冠詞】だと対比説明になってしまうので、
「対比を避ける」ためにsomeをさりげなく使っていることを忘れないで欲しいのです。
日本語の助詞の「てにをは」に相応するのが、
英語の【a/an/some/any】【無冠詞】なのです。
僕の名前はサムですが、人名のSamではなく、実はsomeなんです。
someは、日本の英語教育、教科書で無視されています。
ルター式英文法の解説で納得していただいて使いこなしてほしい。
そのためにも小学校教科書や中学校教科書で自然な英文でsomeを使ってください。
よろしくお願いします。
❶《一般論》【無冠詞】で種類の違いを対比説明する
① 数えられる名詞【無冠詞複数形】
I like apples.
┌ apples リンゴ
├ peaches モモ
└ bananas バナナ
② 数えられない名詞【無冠詞単数形】
Do you like tea?
┌ tea 紅茶
└ coffee コーヒー
❷《具体的な話題》 【a/an/some】で数・量を物語る
以下のように、絵(イラスト)や実物をイメージし、
物語文や「~がある」と提示する文などでは、
【無冠詞】で対比説明するのではなく、
【a/an/some/any】または【数詞(two, three…)】を使って、具体的に物語ります。
① 数えられる名詞【a/an+単数形】【some+複数形】
I’ve bought some apples.
an apple リンゴ(1個)
some apples リンゴ(2個以上)
② 数えられない名詞【some+単数形】
Have some tea.
some tea 紅茶(カップやポットに入っている)
some apple リンゴ(切り身)
以上2問、いかがでしたか。
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