ルター式英文法のページでは、以下の4つを扱います。
〈ルター式英文法研究〉
〈ルターの見立て 英語教育〉
〈ルター 温故知新〉を扱います。
〈ルターの提案〉~日本の英語教育への95箇条の論題~
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更新日 | 内容 |
2024/07/11 | 順番を変え、ルターの提案を4番目にした。 |
2023/12/04 | Homeの項目を移動。提案を1-8に整理した。 |
2023/08/12 | 「ルターの問題意識・現状認識」を書くことにした。 |
2023/08/10 | 01☆彡を書いた。 |
- 〈ルター式英文法研究〉
- 〈ルターの見立て 英語教育〉
- 〈ルター 温故知新〉
- 〈ルターの提案〉~日本の英語教育への95箇条の論題~
- ☆彡01 ルター式「つづりと発音のルール」を小中高の教科書巻末に!
- ☆彡02 日付(序数1st~31st)「発音にカナフリ」して、小中高の教科書巻末に!
- ☆彡03 人称・指示代名詞「発音にカナフリ」して、小中高の教科書巻末に!
- ☆彡04 現在進行形「(これから)~するんだ」を未来表現に位置づける
- ☆彡05 【現在完了形】《動作の未遂の継続》「(最近、ずっと)~していない」を現在時制で位置づける
- ☆彡06 【無冠詞】は「対比説明」向き、【a/an/some】は「物語」向き
- ☆彡07 時制(tense)は2つ! 現在時制と過去時制は、音楽の長調と短調のような「全体の調子」(「現在・過去・未来」や「述語動詞の形」ではない)
- ☆彡08 ルター式「述語動詞の全体像」&「部分和訳」
- ☆彡09 関係代名詞・関係副詞に意味をつける(who「その人は」、where「そこで」)
- ☆彡10 後置修飾を文構造で分類 ①彗星型(目的語・補語の直後に形容詞句・節) ②サンドイッチ型(主語の直後に形容詞句・節)
- ● ルター式英文法の方針・目的・特長
〈ルター式英文法研究〉
投稿日 | 〈ルター式英文法研究〉 |
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2022/12/15 | 【時制】① 時制は2つ設定することに意義がある(3つ、12と考える方へ) |
2022/12/13 | 【時制】②音楽の長調・短調のような、現在時制《説明調》・過去時制《物語調》 |
2022/12/12 | 【時制】③音楽の転調と英語の時制を変えることの類似性 |
2022/12/09 | 【形容詞】並び順のルール、形容詞hugeはveryをつけられない |
2022/12/18 | 小説『英文法、ルターの冒険』第1話、第2話 |
2023/02/21 | 【第五文型】「SVO to ~」の理解で英文和訳が変わる! SVOCはcallやnameだけじゃない! 使われる動詞のまとめ |
時制は2つ。ご納得いただけたら幸いです。
〈ルターの見立て 英語教育〉
投稿日 | 〈ルターの見立て 英語教育〉 |
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2024/10/05 | 〈中学教科書〉トピック「Think globally, act locally.」は(中1ではなく)「中3で」「派生語と一緒に」扱いましょう! |
2023/02/11 | 「読み書き中心」で文法を重視し、古典・物語を取り上げていきたい! |
2022/12/15 | 「文法ばかりで話せない」って、英文法を悪者にするのは許せない |
〈ルター 温故知新〉
投稿日 | 〈ルター 温故知新〉 |
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〈ルターの提案〉~日本の英語教育への95箇条の論題~
〈ルターの提案〉、このために、私ルターは21世紀の日本にやって参りました。
どう考えてもおかしいことがいくつかある。
学習者が発音が覚えられない「不規則動詞変化表」
学習者がsやingのつけ方をすぐに調べられない「巻末付録」
「1st~31st」が全部載っていない+つづり(twelfthなど)の注意点が書いてない表
「【無冠詞】と【a/an/some】の使い分け」
現在進行形「(これから)~するんだ」を文法事項で位置づけていない、
これはすぐにでも直したいですね。
☆彡01 ルター式「つづりと発音のルール」を小中高の教科書巻末に!
☆彡01の提案の前に…(01-1-4の抜粋)
提案の1つ目は、不規則変化表は「原形」「過去形」「過去分詞」「発音記号(カナフリ)」「意味」の5列にする。すなわち、go-went-gone「ゴゥ・ウェントゥ・ゴン」のように3つを声に出して覚える表にする。
→三人称単数形のesと~ing は不規則動詞変化表から外す。
= esとingのルールを覚えてもらえるよう別の表にして、中学高校6年間掲載する。
理由1:esとingを載せることで票が煩雑になっている。
理由2:発音が部分的にしか載っていないので生徒は一人では読めない。
理由3:不規則動詞変化表には規則変化のes/ed/ingは載っていない=不十分な表
例)washes, studies, cries, carries などが載っていない。
例) planned,stopped などが載っていない。
例) planning, stopping などが載っていない。
これ、盲点ですよね。気付いたのはルターさんぐらいでしょうね!
はい。そうでしょう、そうでしょう。
出版社に英断してもらいたい!
三人称単数形のesと~ing を不規則動詞変化表から外すことに納得いかない方に伝えたい。
繰り返しますが、これは不規則動詞変化表ですから、
生徒が間違いやすいつづりの
規則変化の三人称単数形のes(studies/washes)、
規則変化の~ing(studying/stopping/planningなど)は
不規則動詞変化表に載っていないんですよ。不十分なんですよ!
ルターが提示している「つづりと発音のルール」のように、
三人称単数形のesと動詞の~ingは、別の表でルールを示すべきです。
既存の不規則動詞変化表で3単現在のsのつけ方を確認する人、いますか? いないでしょう!
また、現行の中学教科書の不規則動詞変化表は単純な「アルファベット順」なら辞書機能があったのに、「AAA/ABB/ABA/ABC型に分けて、その中でアルファベット順」にしているので辞書機能を果たしていません。fly-flew-flownを見つけるには、AAA型にはない、ABB型にもない…と調べてABC型でやっと見つかる。
別の表にすべきなのです。「よかれと思って大失敗」の典型例です。
01-0 中学教科書会社からの回答
【不規則動詞変化表】中学6社分析のpdfを2023/03/21に送付しました。その回答です。
残念です。ルターの提案は不採用ですね。
平素よりお世話になっております。
このたびは弊社教科書へのご意見を賜りましてありがとうございます。
教科書巻末の「不規則動詞変化表」へお寄せいただいたご指摘につきまして、
以下のとおり回答申しあげます。
・日本語訳について
不規則動詞変化表は、あくまでも、不規則動詞の変化を一覧にしたもので、
前後の文脈がなく、さらに単語の日本語訳を覚えることは目的としていないため、
代表的な訳語のなかから、最も簡素なものを選んで掲載しております。
単語の日本語訳については、巻末資料編のWord Listを参照していただくことを想定しております。
(例えばseeには「…が見える, …を見る, 見物する」のほか、教科書の文脈に沿った複数の日本語訳を載せています。)
・三人称単数形と…ing形について / 並び順について
教科書の限られたページ数のなかでは、
動詞の変化が、一か所に集まってリストになっていること、さらにはアルファベット順になっていることが、巻末資料としての検索性・利便性を考えるうえで重要であると判断いたしました。
また、こちらの表は、先生方が生徒のみなさまの実態にあわせて様々な方法でご指導されるものと考え、最もベーシックなものとしています。
・間違いやすい発音について
不規則動詞の過去形・過去分詞形は、教科書本文で初めて出現するページの、
New Words(新語欄)に原形とともに掲載しております。(例えば、2年生p.4のfoundをご覧ください。)
New Wordsには、生徒ひとりひとりが手元で発音を確認できるよう、QRコードで音声をつけておりますので、必要に応じて、ご授業や家庭学習で触れていただきたいと考えております。
「不規則動詞変化表」は、声に出して覚える学習や、日本語訳の一貫性などを考えた際に、
使いづらさが生じてしまっているとのご指摘はごもっともと存じます。
しかしながら、巻末資料としての一覧性を優先し、教科書本編で触れることのできる日本語訳や発音は、あえて最小限に、簡略化していることをご理解いただけますと幸いです。
以上となります。
今後ともなにとぞよろしくお願いいたします。
01-1 発音とつづりのルール(es/ed、不規則変化、~ing、比較er/est)
以下のリンクから、「つづりと発音のルール」(8ページ)のpdfをダウンロードしてください。
ルター式「発音記号にカナ振り」
以下は個別の観点を取り出していますので、ご確認下さい。
■参考 1 【不規則動詞変化表】中学6社分析 20230321
●和訳が明らかに間違っています。訂正して下さい。
see(見える), hear(聞こえる)に5社が「見る」「聞く」と書いている。
wear(着ている、身につけている)に2社が「着る」「身につける」と書いている。
stand(立っている)、sit(座っている)は微妙ですが、状態動詞の意味が適切でしょう。
その他、draw(線画を描く、引く)に「かく」という和訳を2社がつけている。setに「準備する」はどうでしょうか。
●要望その1: go-went-gone「ゴゥ・ウェントゥ・ゴン」のように声に出して覚える表にする
① 意味・原形・過去形・過去分詞の4列にする
→三人称単数形とingは表から外す。載せることで煩雑になる。規則変化(studies/planning)は表に載らない。別表で示すべき。
② ABB型に分けた後、さらに「発音でグループ化」
= 従来のアルファベット順では、bring/buy/thinkとcatch/teachが離れてしまう。
③ 発音記号にカナ振りをつけて併記する。現状ではwinやfoundなど間違いやすい発音への注意喚起がない。
●要望その2:「並び順」「意味(和訳)」「漢字にするかひらがなにするか」を考えて下さい。
●2023年、各社への意見(レイアウト含む)
Here We Go!:AAA型ではなく○○○型のような独自の分類はやめましょう。ここは足並みを揃えましょう。
Sunshine:原形と現在形を併記しているのがかえって煩雑になっています。たいへん見づらい。規則変化(study/studies)は表に載りませんので不十分な表です。
One World:和訳がありませんが和訳をつけましょう。赤字にするのはやめた方がよいと個人的には思います。
中学校教員の中村です。
ルターさんの表だと、edの発音のルール
「プトゥ、クトゥ、フトゥ、ストゥ、すトゥ、シュトゥ、チトゥ」が書いてあるので、
finished[フィニシュトゥ]、watched[ウォチトゥ]
を生徒に自信をもって発音してもらえますね。
https://eibumpoluther.com/eibumpoluthers-appendix-rules-01-spelling-and-pronunciation-8pages/
この「語末の子音の発音の分布」があると、発音のルールが視覚化できますね。
ルター式の表が普及するのを願っています。
●従来:ABB型の中で「アルファベット順」
bring/build/buy/catch…/tell/ think…の順。
bring-brought-broughtの次がbuild-built-built。
従来のアルファベット順では似た活用の、bring/buy/thinkとcatch/teachが離れてしまう。
●ルター式:ABB型の中で「グループ化」buy/bring/thinkを並べる。
A | B | B | ABB型 代表的な40語 | |
-ought[ォートゥ] | -ought[ォートゥ] | |||
buy | bought | bought | baɪ_bɔːt_bɔːt | 買う |
bring | brought | brought | brɪŋ_brɔːt_brɔːt | 持ってくる |
think | thought | thought | θɪnk_θɔːt_θɔːt | 思う、考える |
-aught[ォートゥ] | -aught[ォートゥ] | |||
catch | caught | caught | kætʃ_kɔːt_kɔːt | 捕まえる |
teach | taught | taught | tiːtʃ_tɔːt_tɔːt | 教える |
●提案: 不規則変化表は「原形・過去形・過去分詞・発音記号にカナフリ・意味」の5列。
go-went-gone「ゴゥ・ウェントゥ・ゴン」のように3つを声に出して覚える表にする。
→三人称単数形のesと~ing は不規則動詞変化表から外す。
esとingのルールを覚えてもらえるよう、別の表にする。
理由:載せることで煩雑になる。不規則動詞変化表には規則変化のes/ingは載っていない。
これ、ルターが強く言いたいところですね。出版社に英断してもらいたい!
三人称単数形のesと~ing を不規則動詞変化表から外すことに納得いかない方に伝えたい。
これは不規則動詞変化表ですから、
規則変化の三人称単数形のes(studies/washes)、
規則変化の~ing(studying/stopping/planningなど)は
不規則動詞変化表に載っていないんですよ。不十分なんですよ!
ルターが提示している「つづりと発音のルール」のように、
三人称単数形のesと動詞の~ingは、別の表でルールを示すべきです。
これ、盲点ですよね。気付いたのはルターさんぐらいでしょうね!
あの不規則動詞変化表を使って、sのつけ方を確認する人は少ないと思いますよ。
繰り返しますが、study-studiesやstopping/planningは表に載っていないんですよ!
また、現行の中学教科書の不規則動詞変化表は「AAA/ABB/ABA/ABC型に分けて、その中でアルファベット順」にしているので、辞書機能を果たしていません。fly-fliesを見つけるにはABC型だと気付かないといけない。別の表にすべきなのです。単純な「アルファベット順」なら辞書機能があったのに、「よかれと思って大失敗」の典型例です。
ページ数に余裕があれば、①②があると便利。
①規則動詞と不規則動詞全部「アルファベット順」:かなりのボリュームになります。
②ルターが提案している、覚えるためのAAA/ABB/ABA/ABC型でさらにグループ化
教室で繰り広げられている、教員と生徒達の悲劇をなくしたい。
その一心でルターは提案しています。
risen[ゥリィズン]が読めない教員の人、意外といるんですよ。
不規則動詞変化表に「発音記号+カナフリ」しましょうよ。
現状ではwinやfoundなど間違いやすい発音への注意喚起がない。
同時に、グループ化も必要です。
findはbind/windと同じ変化をします。
find-found-foundだけを覚えるよりも、
find-found-found
bind-bound-boundを一緒に覚えるのがオススメです。
-i[ィ]- | -o/u[ぁ]- | -o/u[ぁ]- | ||
stick | stuck | stuck | stɪk_stʌk_stʌk | 突き刺す、くっつく |
win | won | won | wɪn_wʌn_wʌn | 勝つ、勝ち取る |
-i[ァィ]- | -ou[ァゥ]- | -ou[ァゥ]- | ||
bind | bound | bound | baɪnd_baʊnd_baʊnd | 縛る |
find | found | found | faɪnd_faʊnd_faʊnd | 見つける、わかる |
aw[ォー] | ew[ゥー] | awn[ォーン] | 母音の発音②ABA型 | |
draw | drew | drawn | drɔː_druː_drɔːn | 引く、線で描く |
ow[ォゥ] | ew[ゥー] | own[ォゥン] | 母音の発音④ABC型全部異なる | |
grow | grew | grown | groʊ_gruː_groʊn | 育つ、なる、育てる |
throw | threw | thrown | θroʊ_θruː_θroʊn | 投げる |
know | knew | known | noʊ_njuː_noʊn | 知っている ※learn 知る |
blow | blew | blown | bloʊ_bluː_bloʊn | 吹く |
y[ァィ] | ew[ゥー] | own[ォゥン] | ||
fly | flew | flown | flaɪ_fluː_floʊn | 飛ぶ |
-i[ァィ] | -o[ォゥ] | -i[ィ] | ||
drive | drove | driven | draɪv_droʊv_drívən | 運転する |
ride | rode | ridden | raɪd_roʊd_rídən | 乗る |
rise | rose | risen | raɪz_roʊz_rízən | 上がる、昇る |
write | wrote | written | raɪt_roʊt_rítən | 書く |
※2023年中学教科書6社で調査中に大問題が発覚!(正直、誰も表を見ていないのでは?)
5社がhear「聞く」、see「見る」と書いていましたが間違いです!
listen「聞く、耳を傾ける」、hear「~が聞こえる」、
look「見る、~に見える」、see「~が見える、会う」です!
検証:【不規則動詞変化表】中学6社分析 20230321
☆彡02 日付(序数1st~31st)「発音にカナフリ」して、小中高の教科書巻末に!
●提案:1st~31st、略字を載せる
2023年度使用の中学校英語2社で1~31日まで全部を掲載していません!
New Crown 1(p.10)1st~13thだけ掲載。
(巻末付録11)21st~29th, 31stがない。
New Horizon 1(p.159) 22rd~29th, 31stがない。
New Horizonは小学校のPicture Dictionaryに載せていますが、中学校に持って行くとは思えません。
●提案:レイアウトを縦型にする+数字と序数を併記する
中学校英語6社「カレンダー型のレイアウト」にしていますが、イメージが先行しているだけで、実際には学習者は覚えにくくないですか?
ルター式では「縦型」にしました。覚えるための表にすべきだと思います。
また、実際には以下の注意点が必要なので、数字と序数を併記して見比べることが必要です。
ルターは中学生の時に、nineのeがとれてninthになるのが不思議に思っていました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~
① fiveとtwelveのve → f
fifth
twenty-fifth
twelfth
② eightのtが不要
eighth
twenty-eighth
③ nineのeが不要
ninth
twenty-ninth
④ -y → -ieth
twentieth
thirtieth
❶ | ❷ | ❶ 数 | ❷ ~番目の…、~日 | ❶【数詞】発音 | ❷【序数】発音 |
1 | 1st | one | first | wʌ́n | fə́ːrst |
2 | 2nd | two | second | túː | sékənd |
3 | 3rd | three | third | θríː | θə́ːrd |
4 | 4th | four | fourth | fɔ́ːr | fɔ́ːrθ |
5 | 5th | five | fifth | fáiv | fífθ |
6 | 6th | six | sixth | síks | síksθ |
7 | 7th | seven | seventh | sévən | sévənθ |
8 | 8th | eight | eighth | éit | éitθ |
9 | 9th | nine | ninth | náin | náinθ |
10 | 10th | ten | tenth | tén | ténθ |
11 | 11th | eleven | eleventh | ilévən | ilévənθ |
12 | 12th | twelve | twelfth | twélv | twélvθ |
13 | 13th | thirteen | thirteenth | θə̀ːrtíːn | θə̀ːrtíːnθ |
14 | 14th | fourteen | fourteenth | fɔ̀ːrtíːn | fɔ̀ːrtíːnθ |
15 | 15th | fifteen | fifteenth | fìftíːn | fìftíːnθ |
16 | 16th | sixteen | sixteenth | sìkstíːn | sìkstíːnθ |
17 | 17th | seventeen | seventeenth | sèvəntíːn | sèvəntíːnθ |
18 | 18th | eighteen | eighteenth | èitíːn | èitíːnθ |
19 | 19th | nineteen | nineteenth | nàintíːn | nàintíːnθ |
20 | 20th | twenty | twentieth | twénti | twéntiəθ |
21 | 21st | twenty-one | twenty-first | twénti wʌ́n | twénti fə́ːrst |
22 | 22nd | twenty-two | twenty-second | twénti túː | twénti sékənd |
23 | 23rd | twenty-three | twenty-third | twénti θríː | twénti θə́ːrd |
24 | 24th | twenty-four | twenty-fourth | twénti fɔ́ːr | twénti fɔ́ːrθ |
25 | 25th | twenty-five | twenty-fifth | twénti fáiv | twénti fífθ |
26 | 26th | twenty-six | twenty-sixth | twénti síks | twénti síksθ |
27 | 27th | twenty-seven | twenty-seventh | twénti sévən | twénti sévənθ |
28 | 28th | twenty-eight | twenty-eighth | twénti éit | twénti éitθ |
29 | 29th | twenty-nine | twenty-ninth | twénti náin | twénti náinθ |
30 | 30th | thirty | thirtieth | θə́ːrti | θə́ːrtiəθ |
31 | 31st | thirty-one | thirty-first | θə́ːrti wʌ́n | θə́ːrti fə́ːrst |
the「ざァ」は、母音(アイウエオ)の発音の前では「でィ」になる。
the eighth「でィ エィす」、
the eleventh「でィ イレェヴンす」、
the eighteenth「でィ エイティーンす」
☆彡03 人称・指示代名詞「発音にカナフリ」して、小中高の教科書巻末に!
who whose whom whoseも入れるのがルター式ですね!
①英語にカナフリ
②発音記号にカナフリ 2つ
主格 | 所有格 | 目的格 | 所有代名詞 | ||
~は・が | ~の… | ~を・に | ~のもの | ||
一人称単数 | 私 | I | my ~ | me | mine |
二人称単数 | あなた | you | your ~ | you | yours |
三人称単数 | 彼 | he | his ~ | him | his |
彼女 | she | her ~ | her | hers | |
それ | it | its ~ | it | ||
一人称複数 | 私たち | we | our ~ | us | ours |
二人称複数 | あなた達 | you | your ~ | you | yours |
三人称複数 | 彼ら・彼女達・それら | they | their ~ | them | theirs |
疑問詞 | 誰 | who | whose ~ | whom | whose |
固有名詞(人名) | サム | Sam | Sam’s | Sam | Sam’s |
①主格 | ②所有格 | ③目的格 | ④所有代名詞 | |||||
~は・が | …の~ | ~を・に | ~のもの | ① | ② | ③ | ④ | |
私 | I | my ~ | me | mine | [ái] | [mái] | [míː] | [máin] |
あなた(達) | you | your ~ | you | yours | [júː] | [júər] | [júː] | [júəz] |
彼 | he | his ~ | him | his | [híː] | [híz] | [hím] | [híz] |
彼女 | she | her ~ | her | hers | [ʃíː] | [hə́ːr] | [hə́ːr] | [hə́ːrz] |
それ | it | its ~ | it | [ít] | [íts] | [ít] | ||
私たち | we | our ~ | us | ours | [wíː] | [áuər] | [ʌ́s] | [áuərz] |
彼ら・彼女達 ・それら | they | their ~ | them | theirs | [ðéi] | [ðéər] | [ðém] | [ðéərz] |
誰 | who | whose ~ | whom | whose | [húː] | [húːz] | [húːm] | [húːz] |
サム | Sam | Sam’s ~ | Sam | Sam’s | [sǽm] | [sǽmz] | [sǽm] | [sǽmz] |
少年 | boys | boys’ | boys |
単数形 | 複数形 | |
1人称 | 話している本人、「私」 | 「私」を含んだ複数の話し手「私たち」 |
2人称 | 話している相手、「あなた」 | 「あなた」を含んだ複数の話し相手「あなたたち」 |
3人称 | それ以外の単数のもの | それ以外の複数のもの |
再帰代名詞は以下の2つを教える必要があると思っています。
- 「私自身が~」のように主語にする場合、
myself単独を主語にせず、I myselfを文中で併用する。
例)「私自身がそれをした」
❶ I did it myself. のような分割、
❷ I myself did it. の二通り可能だが、❶が自然。 - 「…自身の~」は【所有格+own】を使う。
①主格 | ⑤再帰代名詞 | ① | ⑤ | ⑥再帰代名詞の所有格 | ||
~は・が | ~自身、~自体 | ~自身の~ | ⑥ | |||
私 | I | myself | [ái] | [myself] | my own ~ | [mái óun] |
あなた | You | yourself | [júː] | [yourself] | your own ~ | [júər óun] |
彼 | He | himself | [híː] | [himself] | his own ~ | [híz óun] |
彼女 | She | herself | [ʃíː] | [herself] | her own ~ | [hə́ːr óun] |
それ | It | itself | [ít] | its own ~ | [íts óun] | |
私たち | We | ourselves | [wíː] | [ourselves] | our own ~ | [áuər óun] |
あなたたち | You | yourselves | [júː] | [yourselves] | your own ~ | [júər óun] |
彼ら・彼女達 ・それら | They | themselves | [ðéi] | [themselves] | their own ~ | [ðéər óun] |
「~自身がそれをした」を7パタンで練習
私自身が | I | did it | myself. | 私たち自身が | We | did it | ourselves. |
あなた自身が | You | did it | yourself. | あなた達自身が | You | did it | yourselves. |
彼自身が | He | did it | himself. | 彼ら自身が | They | did it | themselves. |
彼女自身が | She | did it | herself. |
●提案1:指示代名詞 this/that/these/thoseをまとめて一緒に扱う。
教科書でバラバラに出てくるが、まとめて巻末付録に載せるべきである。
私自身が高校1年の時にthese/thoseを改めて意識した記憶があるくらい、教科書で出会う機会が少なかった。
単数 | 複数 | |||
話し手の近くのもの | this | これ | these | これら |
this +単数形 | この~ | these +複数形 | これらの~ | |
話し手の遠くのもの | that | それ | those | それら |
that +単数形 | その~ | those +複数形 | それらの~ | |
聞き手もわかる「その~」 | the+単数形 | その~ | the+複数形 | その~ |
代名詞にすると… | it it | それは それを | they them | それらは それらを |
上記の表と練習問題を教科書につけてください。
●提案2:these「これらは」とthese ~「これらの~」の2つの使い方をまとめて示す。
以下のような「someとthese/thoseをパラフレイズ」した例示もする。
some books [サぁム ブゥクス] | some shoes [サぁム シューズ] | some eggs [サぁム エグズ] |
本(2冊以上) | 靴(1足以上) | 卵(2個以上) |
these books [でィーズ ブゥクス] | these shoes [でィーズ シューズ] | these eggs [でィーズ エグズ] |
こ[れら]の本(2冊以上) | こ[れら]の靴(1足以上) | こ[れら]の卵(2個以上) |
those books [ぞォゥズ ブゥクス] | those shoes [ぞォゥズ シューズ] | those eggs [ぞォゥズ エグズ] |
あ[れら]の本(2冊以上) | あ[れら]の靴(1足以上) | あ[れら]の卵(2個以上) |
卵2個以上を見て、some egg, these eggs
靴を一足見て、some shoes, these shoes って、言えますか?
現在の検定教科書では無理でしょう。
フリン先生のProgress in Englishや
MurphyのBasic Grammar in Useで学習した生徒なら言える。
だからこそ、ルターは提案したいのです! 公教育にがんばってもらいたいのです。
This | is | my | book. | It’s | mine. |
これは | です | 私の | 本 | それは です | 私のもの |
That | is | his | book. | It’s | his. |
あれは | です | 彼の | 本 | それは です | 彼のもの |
These | are | my | glasses. | They’re | mine. |
これ(ら)は | です | 私の | メガネ | それ(ら)は です | 私のもの |
Those | are | her | shoes. | They’re | hers. |
あれ(ら)は | です | 彼女の | 靴 | それ(ら)は です | 彼女のもの |
●提案3:these/thoseが代名詞でthemになることも確認したい。
this/that+(形容詞)+名詞の単数形
- this one これ(直訳:このもの)
that one あれ(直訳:あのもの) - this white one この白いの(直訳:この白いもの)
that black one あの黒いの(直訳:あの黒いもの)
these/those+(形容詞)+名詞の複数形
- these ones これ(直訳:これらのもの)
those ones あれ(直訳:あれらのもの)
- these white ones この白いの(直訳:これらの白いもの)
those black ones あの黒いの(直訳:あれらの黒いもの)
中学校教員の中村です。
ルターさんの提案が実現した巻末付録のついた教科書を使いたい!
と、皆さんに言っていただける内容だと自負しています。
☆彡04 現在進行形「(これから)~するんだ」を未来表現に位置づける
❶【話し手のその場での決意】will「(じゃぁ)~しよう」
❷【発話前から決めていた予定】is/am/are ~ing「~するつもりだ」
この2つの未来表現の使い分けは、どの教科書でも取り上げられていますね。
未来表現で「will doとbe going to do の使い分け」では不十分!
【現在進行形】《予定》「[これから]~するんだ」が未来表現の基本です。
それも「現在時制の4本柱」といって良い、重要な表現なんです!
さらには、Will you do?「(じゃぁ)~する?」は、
命令文「~してよ」と変わらない、ぞんざいな言い方なのに
「~くれませんか」のように和訳されている! 誤訳レベルだと思いますよ。
日本の英語教育の大問題です! このクイズをご覧下さい。
☆彡05 【現在完了形】《動作の未遂の継続》「(最近、ずっと)~していない」を現在時制で位置づける
ルター式英文法では《動作の未遂の継続》「(最近、ずっと)~していない」の用法を「推し活」しています。「動作動詞の否定文」+「期間(for ~/since ~)」で作ります。
この用法は日本の学校英語の死角になっています。
☆彡06 【無冠詞】は「対比説明」向き、【a/an/some】は「物語」向き
好き嫌いの話題(対比説明)大きな果物は切り身で食べるので「量」と見なしていて単数形
好き嫌いの話題(対比説明)は、【無冠詞】を使います。
「イチゴが好き」の「イチゴ」で、strawberries、
「スイカが好き」の「スイカ」はwatermelon、
単数複数の使い分けできていますか?
大きな果物は切り身で食べるので「量」と見なしていて単数形を使います。
この使い分けが小学校・中学校の教科書でハッキリと扱われていないんです!
(ルターが知ったのは15年前くらいです!)
日本の英語教育の大問題です! このクイズをご覧下さい。
someが必要な場面で使われていない
【a/an/some】のsomeがほぼほぼ無視されている!
卵が1個なら、an egg、
卵が2個以上なら、eggsと思っている方が多いのではないでしょうか?
some eggs あるいは、数詞(two/three)+eggsなんですよ!
ロバート・フリン先生の名著『Progress in English』に書いてあります。
また、「昨日スイカ食べたよ」の「スイカ」で、
some watermelon って、使おうと思いますか?
日本の英語教育の大問題です! このクイズをご覧下さい。
英語教材を作るときの注意点
●【名詞】「~が好き」【無冠詞】を使う=絵や写真は使わずメニューのように文字で示す
●【名詞】絵・写真があるときには【a/an/some】(または【数詞】)をつける
☆彡07 時制(tense)は2つ! 現在時制と過去時制は、音楽の長調と短調のような「全体の調子」(「現在・過去・未来」や「述語動詞の形」ではない)
時制は2つ(3や12ではない)!
以下の「現在時制と過去時制」を見ると、理解しやすいと思います。
本当は筆頭に提案したいくらいですが、これがなかなか通じなくって…。
☆彡08 ルター式「述語動詞の全体像」&「部分和訳」
今日(2023/10/14)、明後日の試験返却を控えて、ルターはもう我慢できない!
とにかく、全体像を示す! 現在分詞と過去分詞の部分和訳をはっきりさせる!
高校生になっても「受動態・現在完了形はどうやって作る?」が明確にならない、
現在進行形のbe動詞を落としてしまう。それは生徒のせいではない。
現在までの学校英語教育が「全体像を提案できていない」「部分和訳を与えていない」からだとルターは考えている。
ルター式の部分和訳は、
現在分詞の❶、過去分詞の❷が特徴的ですね。
現在分詞(動詞の~ing)
❶《未来》[これから] ~する…
❷《進行》[その場で]~して…
過去分詞(~ed、不規則3番目)
❶《受動》 ~されて…
❷《完了》[すでに]~して…
はい。
現在進行形《予定》「[これから] ~するんだ」
現在完了形《動作の未遂の継続》「[ずっと] ~していない」をわかりやすく伝えるためです。
☆彡09 関係代名詞・関係副詞に意味をつける(who「その人は」、where「そこで」)
☆彡10 後置修飾を文構造で分類 ①彗星型(目的語・補語の直後に形容詞句・節) ②サンドイッチ型(主語の直後に形容詞句・節)
これはルターのオリジナルではなく、新英研で学んだことです。
● ルター式英文法の方針・目的・特長
■日本の英語教育を改革するための方針1~2、
ルター式英文法の目的1~4は通奏低音のようなものです。
■ルター式英文法の特長①~⑥、
ルター式英文法の方針❶~❽を具体的に説明していきます。
■日本の英語教育を改革するための方針1~2 2022/12/29制定 2023/2/16改定 1)英語教科書の改善を提案(小学校・中学校を中心) 教科書巻末付録に(ルター式を生かした)発音とつづりのルールを載せる 不規則動詞変化表の改善 2)ルター式英文法に基づく、英文法解説の普及 ■ルター式英文法の目的1~4 1)日本語を母語とする英語学習者の自学自習を支援 2)検定教科書に反映されていない英文法(=文法項目の救済)を提案 3)英語教育を通じて真善美・智・情緒・歓び・愛・平和を希求 4)英語学習と他言語・他教科学習との連携 ■ルター式英文法の特長①~⑥ ①全体像を提示 ②部分和訳 ③発音記号にカナ振り ④一つ上の項目や別の項目から英文法解説を始める ⑤場合分け(対比的解説法):有標(marked)と無標(unmarked) ⑥グループ化(組み合わせ) ■英文法のルターさんの手法❶~❽ ❶教科書巻末の付録(Appendix)の拡充 ❷大学入試研究を「型見本」にして提示 ❸温故知新 ❹授業に歌を ❺物語の復権 ❻歴史を重視(偉人、偉業、歴史的事件を伝える)+時事問題 ❼他言語・他教科学習(日本語・フランス語・数学・言語学など) ❽#英語教師のバトン
特長①全体像を提示
「全体像」は英語学習の地図のようなものです。
学習全体を俯瞰し、学習項目の現在地を学習者が理解することです。
特長②部分和訳
特長②は、部分和訳です。
be「いる」、get「なる」、have「いる」、
現在形 is/am/are「いる」、get/gets「なる」、have/has「いる」
過去形 was/were「いた」、got「なった」、had「いた」、
形容詞 surprised「驚いて」
現在分詞 doing「(その場で)して」「(これから)する…」
過去分詞 done「されて」「(すでに)して…」
関係代名詞 who「その人は」、whose ~「その人の~は・を」
のように意味を取ります。
なるほど。
部分和訳の考え方なら、
Taro running は「太郎は走って…」までは言えていることになります。
The work done なら「その仕事、為されて…」までは言えていることになります。
分詞構文として使えば、The work done, I went home.という英文ができます。
直訳:その仕事、為されて…、私は家に帰りました。
意訳:仕事が終わり、私は家に帰りました。
こういう発想ができるのはフリン先生の『Progress』のおかげですね。
教員(授業者)は安易にバツ(×)をつけるのではなく、
学習者がどこまでできているか認めて評価してほしいですね。
特長③発音記号にカナ振り
ルター式英文法では「発音記号にカナ振り」を提案します。
発音記号が英語流のカナ振りなのですから、発音記号にカナ振りするのは理にかなっています。
発音記号にカナ振りすれば発音記号も読めるようになる。一挙両得です!
※ルター式の悪い点は「本来のカタカナと一致していないため、日本語が苦手な学習者は混乱してしまう」です。→ 余談 発音記号にカナ振り ❶誕生エピソード ❷1対1対応の理由
❶「発音記号にカナ振り」 誕生エピソード 「同僚の発言」と「高校の生徒の発言」がヒント
ルターさんは「発音記号にカナ振り」、どういうふうに思いついたのですか?
ルターはその昔(1991年)三友社出版の編集者をしていて、作っていた英語教材の英文にカナ振りしようとしたところ、英語がよく出来る藤枝さん(女性)に「英文にカナ振りすると目障りです」と言われ、確かにそうだと思い、英文へのカナ振りはしませんでした。
出版社退社後、2005年に高校の非常勤講師をしていたとき、授業で、教科書に書いていない「参考になる英文」を板書しても「読めない」と生徒たちが言うので、板書・プリントの両方で英文にカナ振りをするようになりました。英語が苦手な学習者にとって「読めない」英文を見せられ続けるのは苦痛なのです。
この2つの体験がヒントになって、英文自体にカナ振りするのではなく「発音記号にカナ振り」するという発明に至りました!(ルターに特許権ある?)
発音記号にカナ振りすれば発音記号も読めるようになる。一挙両得です!
❷ルター式は「発音記号とカナの1対1対応」
良い点は「発音記号を読めるようになる」「発音問題に対応できる」
悪い点は「カタカナがわからなくなってしまう」
ルターさん、「英語は英語で」理解することが必要です。
英語に「カナ振り」することには教員の間でもおそらく反対が多いです。
繰り返しますが、発音記号にカナ振りです。
発音記号にカナ振りすれば「抵抗感が少ない」「発音記号が読めるようになる」!
これはすぐ教科書で採用できるでしょう。
なるほど。
発音記号が読めることがフランス語などの他言語学習を容易にします。
発音記号に生徒の目がいくようになる仕掛けが必要ですね。
でも…、ルターさん、カナの振り方が気になります。
miːt_met_met
ルター式では、余計な「イ」「エ」が入っていますね。
通常のカナ振り mi「ミ」、me「メ」 | 会う | meet | met | met | miːt_met_met |
ルター式(1対1対応) mi「ミィ」、me「メェ」 | 会う | meet | met | met | miːt_met_met |
ルター式のカナ振りは「発音記号とカナの1対1対応」です。
理由は、発音記号を読めるようになるためと、
入試で出題される「発音問題」への意識づけのためです。
例えば、長音を示す[ː]には[ː]が当ててあります。
eeが[iː]だとわかるようになっています。
日本語が苦手な生徒にとってはカタカナがわからなくなってしまうので、ルター式のカナ振りが良くないのは承知です。学習者に注意喚起してから使うことが必要です。
現実的には通常のカナ振りになってしまうかもしれませんが、発音記号にカナ振り、中学校・高校教科書に採用してもらいたいですね。
特長④一つ上の項目や別の項目から英文法解説を始める
これ、ルター先生の特徴ですよね!
わかってもらおうとすると「一つ上の項目」「別の項目」から話し始めてしまうんです。
●「一つ上の項目」の理解が必要
例1)【現在進行形】《予定》「(これから)~するんだ」
→ 「時制(tense)は2つ」あり、現在時制(説明調)で現在進行形は「未来」担当。
例2)【現在完了形】と【過去形】
→ 「時制(tense)は2つ」あり、
現在時制(説明調)で使うのが【現在完了形】、
過去時制(物語調)で使うのが【過去形】
●「別の項目」の理解が必要
例1)【関係代名詞の非制限用法】
→ 非制限用法を理解するには【制限用法】の理解が必要。
「先行詞」の質(特定vs.不特定)が違う。
エピソードはこちら。
特長⑤場合分け(対比的解説法):有標(marked)と無標(unmarked)
名詞の使い方で【無冠詞】と【a/an/some】に場合分け
名詞の使い方では、
まず、【不定冠詞a/an】と【形容詞some】を組み合わせ、
次に、【無冠詞】と【a/an/some】で場合分けすると、使い分けがわかります。
小説『英文法、ルターの冒険』でsomeを救出!(目的2「文法項目の救済」)
僕、サム(some)をルター先生が助けてくれました。
【不定冠詞】のアンさんと【形容詞】someを
ルターさんが同じグループに組み合わせてくださったおかげで、
アンさん姉妹(a/an)と仲良しになりました。
お時間あれば、小説『英文法、ルターの冒険』第1話をお読みください。
私は【不定冠詞】のアン(an)です。
私とサムくんが仲良しというだけでなく、無冠詞くんも忘れてはダメなんです。
お時間あれば、小説『英文法、ルターの冒険』第2話お読みください。
特長⑥グループ化(組み合わせ)
「話すための英語」に役立つよう、バラバラに学習していた文法項目をグループ化します。
縮約形【現在形】「~る」→【現在完了形】「(今まで/ずっと)~る」
~る | I’m | you’re | we’re | they’re | he’s | she’s | it’s |
ずっと~る | I’ve been | you’ve been | we’ve been | they’ve been | he’s been | she’s been | it’s been |
「話すための英語」が本当に必要だというなら、
【現在形】と【現在完了形】の縮約形を2つ続けて発音練習が必要だと思います!
I’m → I’ve been
you’re → you’ve been
we’re → we’ve been
they’re → they’ve been
3人称の縮約形にbeenを加えると「今まで/ずっと」の意味が出るんですね!
he’s → he’s been
she’s → she’s been
it’s → it’s been
手法❶教科書巻末の付録(Appendix)の拡充
手法❷大学入試研究を「型見本」にして提示
手法❸温故知新
温故知新は①②です。
①新しきを知る=アプリ・サイトを活用する
②古きを温める=他の先生方の著作や研究を継承する
①新しきを知る=アプリ・サイトを活用する
【AIチャットボット】ChatGPT | 2022年11月に始まった人工知能を使ったチャット。 「表組」「パラグラフライティング」などもできる。 |
【翻訳】DeepL翻訳 | Google翻訳との大きな違いは人工知能で「パラフレイズ」できること。 |
【辞書】ロングマン現代英英辞典 | 例文が好き。《英》《米》発音してくれる。 |
【英文チェック】Grammarly | ダウンロードするとチェックしてくれる。 |
【例文】SKELL | 英語の例文探し |
2022年11月以降から2023年2月にかけて、
AI(人工知能)搭載のオンラインサービスが公開されています。検索して下さい。
ChatGPT(チャットジーピーティー)、Bing Search(ビングサーチ)、
DeepL(ディープエル)、 DeepL Write(ディープエル ライト)、
Grammarly(グラマリー)は、英語教育に革命をもたらすツールだと思います。
オンライン無料版が使えるので、英語教育関係者はぜひ試してみてください。
(この文はBingが直してくれました。「革命をもたらすツール」はBingが書いたフレーズです)
生徒の方がよく知っている可能性がありますから、先生方も遅れないように!
実際の英語力と提出物にギャップがある生徒が出てくる可能性があります。
DeepLのパラフレイズ機能は革新的です。
ChatGPT は携帯電話登録が必要ですが、Bingのチャットなら電話登録不要(Waiting listに登録)で使えます。 ルターは固定電話しかないので、Bing(ビング)のチャットを使っています。
DeepL翻訳(ディープエルほんやく、英: DeepL Translator)を2021年夏にルターは使い始めました。ここをクリック(別画面で開きます)
人工知能でパラフレイズできます。そこがGoogle翻訳などとの大きな違いです。
高田さんはDeepL翻訳は使っていますか?
いいえ。初耳でした。
英作文のチェックにDeepL翻訳のご利用をお薦めします。
ただし、パラフレイズされる候補は全部が適切というわけではないのです。
ということは、英文の文体(スタイル)でどれが適切かを判断できる英文法力が必要です。
そうなんですね。DeepL、さっそく使ってみます。
人工知能を使ったChatGPTが2023年1月ごろから大きな話題になりました。
2月になってBingにも似たチャット機能が搭載されました。
ChatGPTは英語の方が答えてくれやすい。
DeepLで日本語を英語に翻訳しながら、ChatGPTを使います。
ChatGPT も使ってみます。
②古きを温める=他の先生方の著作や研究を継承する
文法面で検定教科書にすぐにでも反映させたいことがあります。
ロバート・M・フリン先生『プログレス』の【名詞】【分詞構文】、
Raymond Murphy『Basic Grammar in Use』の
「感情や体調の【形容詞】で、人の気持ちはed、物事の評価はing」、
「【現在進行形】『(これから)~するんだ』は手帳に書く予定のイメージ」
Randolph Quirkの「助動詞の二系列」です。
手法❹授業に歌を
〈授業に歌を〉
雑誌『新英語教育』のコラム「授業に歌を」を連載(1999年から年1回)
●Permission to Dance BTS(防弾少年団)
手法❺物語の復権
〈教科書に載せたい英文〉
「こういう英文で英語を学びたい!」と感じる、お勧め英文をルターが解説します。
●英語のことわざ
●「希望を失った男性の死」
●少年の自転車を修理してあげた話
手法❻歴史を重視(偉人、偉業、歴史的事件を伝える)+時事問題
〈ルターの見立て 時事問題〉
教員・生徒が平和に健康で暮らしていて初めて英語の学習・授業が成立します。
そのために「日付+事実・意見を書き記すこと」が役立つと信じています。
ルターは、バタフライ効果をめざし、ブログでパタパタ発信し、Twitterでピヨピヨtweetしています。
●Dr.苫米地さんの「認知戦」解説
手法❼他言語・他教科学習(日本語・フランス語・数学・言語学など)
ルター式英文法は「互いに無関係であると考えられていた文法事項の間に共通点を示す」ことも目指しています。それは数学的な「エレガントさ」「洞察」と言い換えられるのかもしれません。
例1)「話し手の主観的判断 vs. 客観的事実っぽい言い方」
ロバート・フリン先生の『New Progress in English』から教えてもらった発想です。
【助動詞】【受動態】を結びつけて一緒に学習する。バラバラに学習してはもったいない。
He | must | be | tired. |
彼は | にちがいない | いる… | 疲れて |
He | seems to | have been | |
彼は | ようだ | ~いた… | |
彼は | is said to | ||
と言われている |
例2)副詞節の譲歩(ルター式英文法の考えでは「説得」)
since …「すでに…なんだから」 事実を引き合いに出して聞き手を説得する!
now that …「今や…なんだから」 事実を引き合いに出して聞き手を説得する!
ピーター・フランクルさんへのインタビュー
雑誌『ダカーポNo. 280』マガジンハウス p. 83
数学の場合、一般的にエレガントというのは、まず短い証明はエレガントです。
そして元の問題となんら関係のなさそうな事実を用いた証明、その問題を見て、別の所と関係があったという証明はエレガントと言われています。
内田 樹さん「意外性がもたらす知的果実 波頭亮著『文学部の逆襲』解説」
https://www.webchikuma.jp/articles/-/2596
数学者のポアンカレによると、洞察とは「長い間、互いに無関係であると考えられていた事実の間に、思いがけない共通点を示す」働きのことである。そして、結びつけられた二つの事実が表層的に無関係であればあるほどその洞察のもたらす知的果実は豊かなものになる。
手法❽#英語教師のバトン
50代のルターから若い先生方へバトンを手渡します。
● 黒川泰男先生の英文法を受け継いで
●英文法、ルターの提案❶:現在完了形・現在完了進行形で見落とされている用法があります。
◆現在完了形《動作の未遂の継続》「(最近、ずっと)~していない」 ※動作動詞の否定+期間・時点
I haven’t seen her since last Friday. 私は金曜日から彼女に会っていない。
I haven’t had a haircut for two months. 私は2ヶ月間散髪していない。
How long have you not had a haircut? どのくらい散髪していないのですか。
◆現在完了進行形の《臨場感ある完了》「(さっきまで)~していたんだ」
(現在完了形《完了》「(すでに)~している」よりも臨場感がある。現在完了進行形《動作の継続》(今までずっと)~している)とは異なる。)
I’ve been running. (さっきまで)走っていたんだ。~~~~~~~~~
●英文法、ルターの提案❷:ルターの問題意識(2005年~2022年8月現在)
- 日本の英語教育の問題点は「教材や付録の不備」にあるとルターは考えています。
例1) 規則動詞の発音(watched ウォッチトゥ)や
不規則動詞の発音(won ワぁン, drewドゥルゥー)が出来ない生徒がいるのは
発音が書いていないせいです。
ルターは「発音記号にカナ振り」「カタカナでカナ振り」を提唱します。
例2) studyingのyを取ってしまう生徒がいるのは
studiesやstudiedの「-es,-ed」と混同しているからです。
例3)Do they ~?や Have they ~?など
組み合わせが分かっていない生徒が多いのは表がないからです。
2.また、英文法の誤解を解き、体系を提示する必要があるとルターは考えています。
例1) 時制は2つです! =現在時制(説明文向き)と過去時制(物語文向き)
「時制はいくつある?」と問うと…
「2」=現在時制と過去時制
「3」=現在時制と過去時制と未来時制
「12」=単純形、進行形、完了形、完了進行形の4つ×3[現在・過去・未来]
…などの答えが出ます。
willを含む助動詞の体系が理解できれば「未来時制」はないと分かります(文科省もwillは「未来表現」のひとつだと見なしている)。
「12」だと思う方は、「述語動詞の形」(verb forms)と「時制」(tense)を混同していると思います。
「時制」(tense)は、文全体の調子です。
「説明文や対話文」調=現在時制
「物語文や報告文」調=過去時制
仮定法は、現在形・現在進行形・現在完了形を3本柱として現在時を基調とし、
「今、こうなっている」と話し手が聞き手に説明する調子(=現在時制)のなかで、
If I were you,…「(もし)私(が君)だったら」と過去形を用いたときの違和感が持ち味です。
例2)「週末は何するの?」What are you doing this weekend?、
「来週引っ越すんだ」I’m moving next week.のような
予定の表現で「現在進行形」が日本の学習者が思いつかないのは、
「時制」が分かっていないからです。現在進行形は未来が担当領域です。