
資料室では〈ルターの推しサイト&動画〉〈ルターの推し本〉〈ルターの推しビト〉
〈ルターの推しゴト〉を扱います。
〈ルターの推しサイト&動画〉

英会話のラジオ番組(オンラインでストリーミング)
ゴガクル「英会話タイムトライアル」 | 講師のスティーブ・ソレイシィさん、パートナーのジェニー・スキッドモアさんがリアルな英会話を教えてくださいます。 英語教育関係者、学習者の双方にオススメ。 ゴガクルのサイトで例文がわかります。 |
NHKラジオ らじるらじる 聞き逃し「英会話タイムトライアル」 | オンラインでストリーミング。 |
【辞書】【英文チェック】【翻訳】

ルターは『ロングマン英英』の生き生きした例文が好きです。
【辞書】ロングマン現代英英辞典 | 例文が好き。《英》《米》発音してくれる。 |
【英文チェック】Grammarly | ダウンロードするとチェックしてくれる。 |
【翻訳】DeepL翻訳 | Google翻訳との大きな違いは人工知能で「パラフレイズ」できること。 |
【例文】SKELL | 英語の例文探し。 |
【辞書】コリンズ | |
【辞書】ケンブリッジ | |
【コーパス】english-corpora | COCA(Corpus of Contemporary American English)などの コーパスをまとめて紹介している。以下の記事も参考になる。 佐竹由帆「コーパスを使った英語授業: DDL(Data-driven learning)入門」 |
【音声を文字化】【イラスト】
【英語音声文字起こし】Otter | Basicプランでも毎月600分まで無料で録音ができます。私は未使用。 |
【音声を文字化】Googleスライド | 音声を文字化できる。英語も日本語も可能。 生徒に英語を読ませる練習に使っている先生がいる。 |
【イラスト】ダ鳥獣ギ画 | 鳥獣戯画のイラスト |
【フォーラム】語法についての議論・ネイティブスピーカーに質問できる
WordReference Forums | 高級な多言語フォーラム |
EnglishForward.com | フォーラム |
HiNative | 気さくなかんじ。ルターは使わないです。 |
【英文】【文学】
E. Nesbit, Beautiful Stories from Shakespeare | リア王、オセロ、などを易しくリライト |
My Harvard Classics | ベンジャミン・フランクリン自伝が読める。 |
ジャンピング・マウスの物語(全文) | シャイアン族の言い伝え |
●動画 【文学】【心理学】【歴史】
NHK Eテレ「100分de名著」 NHKのオンデマンドで映像視聴可能
【文学】「100分de名著」110 ブラッドベリ『華氏451度』 | 焚書、ディストピア | 戸田山和久さん |
【文学】「100分de名著」81 モンゴメリ『赤毛のアン』 | 茂木健一郎さん | |
【文学】「100分de名著」39 シェイクスピア『ハムレット』 | 河合祥一郎さん | |
【文学】「100分de名著」100 ミヒャエル・エンデ『モモ』 | 『エンデの遺言』 | 河合俊雄さん |
【心理学】「100分de名著」51 アドラー「人生の意味の心理学」 | 課題の分離、他者貢献 | 岸見一郎さん |
【歴史】「100分de名著」69 ハンナ・アーレント『全体主義の起原』 | 凡庸な悪 | 仲正昌樹さん |
●動画 ビデオ付き教材
ブリティッシュカウンシル | シェイクスピア | 朗読の動画+練習問題 |
●動画【美術】
01 ルターの感想 | 【美術】山田五郎 オトナの教養講座【ルグロ贋作事件】 | ウォーターゲート事件に発展 |
【美術】山田五郎 オトナの教養講座【クラーナハ】 | 7:32-11:09 ルターの肖像画 |
●動画 YouTubeチャンネル
This is 英会話 | ワシントン大学の学生に英語でインタビューしてみた | ①心理学専攻、精神科医になりたい ②ホットドッグ店バイト時給16ドル |
This is 英会話 | 昨日何したかアメリカの大学生に聞いてみた | 大学生「宿題した」 I did some homework. |
This is 英会話 | アメリカ人に週末何をしたか英語で聞いてみた | 大学生「イースターで実家帰った」 |
This is 英会話 | アメリカのお店の英会話がフレンドリー過ぎる | カップのアイス注文 $4.67 |
This is 英会話 | 人気カフェのリアルな英会話を紹介 | カプチーノ注文 $4.35 |
This is 英会話 | アメリカ人が自宅の庭を紹介 | 1年前に亡くなった父の思い出話 |
This is 英会話 | アメリカ人芸術家のランチを紹介 | 《米》スーパーは、grocery store |
アーサーさん | 「おすすめ」は“recommend”ではない?(IU-Connect) | You should tryなどで言い換え |
「宿題した」(無冠詞のhomeworkではなく)some homework が使われています

This is 英会話は、話すための英文法を知るために有用なチャンネルです。
正直、英語教育関係者にとっては夢のようなチャンネルだと思います。
You can’t miss it.ですね。

「昨日何したかアメリカの大学生に聞いてみた」では、
「宿題した」では、(無冠詞のhomeworkではなく) some homework が使われています。
0:18, 1:41 I did some homework.
0:34 I worked on some homework.
(1:41「勉強した」 I did some studying.という言い方もありました。)

「宿題を提出した」では、a homework が使われています。
これは提出物を「1つ」のものと認識したからでしょう。
0:51 I turned in a homework.
●動画 映画
〈ルターの推し本〉

1~4は、ルターが特に大きな影響を受けた英文法書です。
江川泰一郎[たいいちろう]『英文法解説』(金子書房) |
ロバート・フリン先生の『New Progress in English』の旧版(エデック) |
Raymond MurphyのGrammar in Useシリーズ(Cambridge) |
鷹家秀史・林龍次郎『詳説レクシスプラネットボード』旺文社(2004) |
江川泰一郎[たいいちろう]先生の『英文法解説』(金子書房)
ルターの出身高校では、江川泰一郎『ニューアプローチ英文法(A New Approach to English Grammar)』東京書籍(1982)を使っていました。家では『英文法解説』を参考書として使っていました。『英文法解説』は「英語教員レベルにも対応できる参考書」であるとともに、独自の英文法解説と英米の文法研究家の引用を記している研究書です。教員の皆さんはお手元にぜひ!
本物の研究書です! 卓越した解説がある点で魅力的です(後に紹介する学習書とは異なります)。

高田さんは、ふだん、文法書は何を参考にしている?

高校の授業で使っていた『高校総合英語Forest』(桐原書店)です。
1999年から発売開始なので、出たばかりでしたね。
今も参考にしています。今日はここに持ってきました。

『Forest』ですか…。高校生向けの本としては悪くはないですが。
初版の奥付に名前が書いてありますが、『Forest』の執筆・編集協力の萩原一郎さんは、新英研神奈川支部の事務局長。ルターとは30年ぐらい知り合いですよ。素晴らしい方です。

あ、本当。お名前が書いてあります。

(英文法書がなくても、気になったらネットで調べるから、困っていないけど…。
ルターさん自身がWebページに執筆しているのに、矛盾しているわ!)

江川泰一郎(えがわ たいいちろう)『英文法解説』をまず1冊目としてご紹介しますので、購入、考えてみてください。
ルターは直接のリベートはもらっておりませんよ!
理由がちゃんとあってオススメするんです。
ちなみに、ルターの母は東京学芸大学(東京の小金井市にある教員養成の大学)卒業で、
在学中に江川泰一郎先生に習っていたんですよ。一緒にソフトボールをしたそうです。

まあ! そうなんですか。
女子大生たちと教授が校庭でソフトボール出来る牧歌的な時代があったんですね!

ええ、ええ。昭和30年代前半、良い時代でした。
さらに、ルター自身が高校生の時に使ったのが江川泰一郎先生が高校生用に執筆された、
江川泰一郎『A New Approach to English Grammar』東京書籍(1982)です。
家には母が使っていた『英文法解説』の改訂新版がありましたので借りて読んでいました。

ルターさんは江川先生とご縁が深いんですね。

はい。母によると、江川先生は中学・高校の先生方が『英文法解説』を頼りにしているというのを知って、喜んでいらしたそうです。本当に頼りになるんですよ。

例えば?

この例文を見てください。
驚きなどの感情を表す文で 反語的な疑問文および感嘆文で使われる。
江川泰一郎『英文法解説 改訂三版』金子書房(1991)§203 (3)
How should I know what you said? I wasn’t there.
(君の言ったことを私が知っているはずがないよ。その場にいなかったのだから)
☞ このshouldは意外な驚きを表すので、びっくりshouldと名づけた人がいる。

びっくりshould、初めて聞きました!
インパクトありますね。

How should you know?
DeepL翻訳:どうしてわかるの?
という例文で覚えておきましょう。

もうひとつ、shouldですが…
should 単なる条件のif-節に使われて、実現の可能性が少ないと思う話者の気持ちを表す。「万一~すれば」の感じで、万一のshouldと言われる。
江川泰一郎『英文法解説 改訂三版』金子書房(1991)§173 (2)
If it should rain, take the washing in.
(万一雨が降ったら、洗濯物を取り込んでください)
☞ この例のように、shouldを含むif-節には命令文が続くことがよくある。

ルターは、「びっくりshould」「万一should」を高校時代に覚えました。
ロバート・M・フリン先生の『New Progress in English』の旧版
1990年代、東京の英語塾で教えていたとき、初めて出会いました。当時、麻布・開成中学高校などで学ばれていて「プログレス信仰」と言われるくらい、有名校で採用されていました。
平易な文体でスタートするBook 1は、文法面で卓越していました。
Book 2の感情や体調を表す他動詞(surprise)、
Book 3の分詞構文、関係形容詞など、独自の視点で解説されています。
残念なのは、現在の21世紀版の『プログレス21』で大幅に改定されたことです(正直、改訂のせいでプログレスの良さが台無しにされてしまいましたので、ルターはこの新版には関心がありません)。
旧版の良さについて説明したいと思っています。

ロバート・M・フリン先生の『New Progress in English』の旧版Book 1です。
この例文に度肝を抜かれました。
このBox(=表)を英語教員も学習者も必ず見て欲しい!
【名詞】 | ❶《一般論》 | 【無冠詞】 | ❷《具体的な話題》 | 【a/an/some】 |
---|---|---|---|---|
① 数えられる名詞 | I like | cats. | I want | a cat. |
※a/anをつけられる | I like | eggs. | I want | an egg. |
※複数形に出来る | I want | some eggs. | ||
② 数えられない名詞 | I like | bread. | I want | some bread. |
ルター式英文法で再構成。※❶❷はルター式英文法の分類。

I want an egg. I want some eggs.の
some eggs がなかなか口に出てこないかもしれませんね。

I want some bread/some butter/some milk/some sugar は、
現行の文科省の検定教科書を学ぶ生徒の口から出てくることは「ない」と断言できますね。
some は完全無視されていますから!
この「some+数えられない名詞(単数形)」こそ、絵を見ながら声に出して覚えるべきであり、教科書で必ず扱うべきだとルターは提案します。
中学校教科書で、some/any/noも昔のようにまとめて扱っていません。
【名詞】 | ❶《一般論》 | 【無冠詞】 | ❷《具体的な話題》 | 【a/an/some】 |
---|---|---|---|---|
① 数えられる名詞 | I like | cats. | I want | a cat. |
She likes | eggs. | She needs | an egg. | |
She needs | some eggs. | |||
Buy | some eggs. | |||
② 数えられない名詞 | I like | bread. | I want | some bread. |
She likes | milk. | She needs | some milk. |
ルター式英文法で再構成。※❶❷①②はルター式英文法での分類。

学習者にはそれとわからせずに、Boxの例示と平易な読み物で体得させる、これが 『プログレス』の良さであり、落とし穴でもあります。
「ネイティブ感覚でよく出来る学習者」と「なんとなくわかるが良くわからない学習者」に二極化してしまうんですね。

だから塾や家庭教師に教わる生徒がいるんですね。

フリン先生はネイティブのため、無意識に書かれていることもある。
言語化されていない「良さ」をルターは意識的に説明し、現行の検定教科書にはない「良さ」を未来の教科書に反映させたい。
Raymond MurphyのGrammar in Useシリーズ(Cambridge)
1985年に出版された English Grammar in Use(イギリス英語中級編)をフランス人のSandrineが、1988年に私に勧めてくれました。その当時、練習問題が豊富な良書だと感じました。また、その後、Basic Grammar in Useを家庭教師で中学生に使用しました。「現在進行形は『手帳に書く予定』のイメージ」だということがイラストで提示されていて、上手いな~と感じました。このような「良さ」を紹介します。
鷹家秀史・林龍次郎『詳説レクシスプラネットボード』旺文社(2004)
ネイティブへのアンケートの抜粋が有益です。
2022/12/17時点で中古で8594円、14650円がついていました!
残念なのは、いくつかの「アンケート分析」に対して私は「疑問符」をつけたいということですね。「アンケート分析」を鵜呑みにしないでください。
『オーレックス英和辞典』旺文社
『オーレックス英和辞典』旺文社(2004)は、『詳説レクシスプラネットボード』を簡略化したものが「プラネットボード」として載っていて、学校英文法で問題になる文法事項の検証をしてくれているので有益です。
『詳説レクシスプラネットボード』と同じく、「アンケート分析」を鵜呑みにしないでください。
瑕疵はありますが、大変有益な情報提供をしてくれる辞書ですので、お勧めです。
〈ルターの推しビト〉


ルターが講演会でお話を伺った方々、記事や本を読んで感銘を受けた人々をご紹介します。
また、授業で取り上げて欲しい人物についてもお話しします。
講演会でお話を伺った方々
講演日 | 〈ルターの推しビト〉 |
---|---|
2007/08/03 | 01 アーサー・ビナードさん「夏の線引き ~ことばと戦争を考える~」 |
2008/08/03 | 02 アーサー・ビナードさん「パパが池におっこちた―笑いと文学と教育をめぐって」 |
〈ルターの推しゴト〉

【サイト開設】
2022/11/08 | 01 サイト開設前に気をつけたこと2選:名付け・公開日 |
2022/11/09 | 02 サーバー契約、ドメイン取得、WordPress、Cocoonの子テーマ |