生きている意味はあるのかと虚(むな)しくなったとき、あるいは虚しくなる前に早めに中高校生たちと読みたい詩です。
無条件の愛(unconditional love)を与えると人は生きていることの意義を感じられる。
そのことが端的にわかるエミリー・ディキンソンの詩とヘレンケラーの名言をご紹介します。
YouTube動画の朗読
エミリー・ディキンソンの詩 If I can stop one heart from breaking
エミリー・エリザベス・ディキンソン(Emily Elizabeth Dickinson、1830 – 1886)はアメリカの詩人。
生前は無名であったが、1700篇以上残した作品は世界中で高い評価を受けている。(Wikipedia)
If I can stop one heart from breaking,
もし,私がある人の心が壊れるのを止められたら
I shall not live in vain;
私は無駄に生きているとはならない
If I can ease one life the aching,
もし,私がある人の命が痛むのを和らげられたり
Or cool one pain,
ある人の苦痛を鎮められるなら
Or help one fainting robin
あるいは,気絶しそうな一羽のコマドリを手助けして
Unto his nest again,
上にある巣へ戻せたら
I shall not live in vain.
私は無駄に生きているとはならない
ヘレン・ケラーの名言
他の人の痛みをやわらげてあげられる限り、生きていることは無駄ではない。
So long as you can sweeten another’s pain, life is not in vain.
ヘレン・アダムズ・ケラー(Helen Adams Keller、1880年6月27日 – 1968年6月1日)は、アメリカ合衆国の作家、障害者権利の擁護者(英語版)、政治活動家、講演家である。アラバマ州タスカンビアに生まれ、生後19か月時に病気が原因で視力と聴力を失った。アン・サリヴァンはケラーに言葉や読み書きを教えた。盲学校と聾学校、そして普通学校で教育を受けた後、ケラーはハーバード大学のラドクリフ・カレッジに通い、バチェラー・オブ・アーツの学位を得た初めての盲ろう者となった。
著書:My religion(1927年)『私の宗教: ヘレン・ケラー、スウェーデンボルグを語る』(2013年、高橋和夫・鳥田恵共訳、未来社)
ヘレン・ケラーは、スウェーデンボルグの影響を受けていました。
その点ではエマーソンと共通しています。
ルターがスウェーデンボルグを知ったのは、水木しげるさんの『神秘家列伝』です。
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