
「~」(波ダッシュ)を皆さんは実際の発話では何と言いますか?
私は記号自体は「にょろにょろ」と呼んでいますね!
(※カタカナでは「波ダーシ」とも書かれる)
英語の「blah, blah, blah」「and so on」、
日本語の「ホニャララ」「チョメチョメ」などのスラングも本文で!
★記事の要点
1)記号「~」(波ダッシュ:英語ではwave dash)は、チルダ(tilde、~)とは異なる。
2)英語では「とかなんとか」「などなど」の意味を記号(例:~)で表す習慣はなく、言葉で表現:
●話し言葉:and so on, blah, blah, blah, yada yada yada
●書き言葉やフォーマルな文脈:etc.
●範囲(A~Z):from A to Z や A–Z(en dash)
●感情の揺れ(う~ん):hmm, uhh などの擬音語
1)記号「~」は、英語で wave dash

◆Grokさんに教えてもらいました。
◇英語では「wave dash」が正式名称だが、日常会話では馴染みが薄く、「It looks like a tilde but means ‘and so on’ or ‘from-to’」と説明すると通じやすい。
◇チルダ(tilde、~)はスペイン語の「ñ」(例:señor)やプログラミング(例:~x)で使われる記号で、文字の上に置くか単独で使い、「~」とは用途・形状が異なる。
◇記号のまとめ
⑴ 波ダッシュ(~):りんご~バナナ
⑵ tilde(~):señor, ~x
⑶ 棒の長さの違い
① ハイフン(-):co-op
② En dash(–):A–Z
③ Em dash(—):I love it — it’s great!
tilde
ロングマン現代英英辞典より
https://www.ldoceonline.com/jp/dictionary/tilde
til‧de /ˈtɪldə/ noun [countable]
a mark (∼) placed over the letter ‘n’ in Spanish to show that it is pronounced /nj/
◇記号①~③の「棒の長さ」「使い方」の違い
① ハイフン(-):短い(例:co-op)
② En dash(–):中くらい(例:A–Z)。
範囲で用いる(例:A–Z)。日本語では「~」を範囲や「とかなんとか」「う~ん」などに使うが、英語では範囲に『–』を使う。
●A–Z(アルファベットAからZまで)= 読み方は「from A to Z」
●1990–2000(1990年から2000年まで)
= 読み方は「from (the year) 1990 to 2000」
●Monday–Friday(月曜から金曜まで):
= 読み方は「from Monday to Friday」(イギリス英語寄り)、
または「from Monday through Friday」(アメリカ英語寄り)
※En Dashの入力方法
Windows:Alt + 0150(テンキー)または「–」をコピー。
Mac:Option + -(ハイフンキー)。
③ Em dash(—):長い(例:I love it — it’s great!)。会話の区切りや強調を示す。
読み方:I love it [pause] it’s great!
◇英語では「and so on」「blah, blah, blah」など言葉で表現
◇英語では「とかなんとか」「などなど」の意味を記号(例:~)で表す習慣はなく、代わりに言葉で表現:
話し言葉では「and so on」「blah, blah, blah」「yada yada yada」など、書き言葉やフォーマルな文脈では「etc.」。
範囲(A~Z)は「from A to Z」や「A–Z」(en dash)で表す。
感情の揺れ(う~ん)は「hmm」「uhh」などの擬音語で書く。
2)「~」の読み方
日本語の話し言葉
日本語の話し言葉で有名なのは…
山城新伍さんは「チョメチョメ」@『アイ・アイゲーム』(1979~1985・フジ)◇ タブーや軽い隠語をユーモラスにぼかす表現
愛川欽也さんは「ペケペケ」@『なるほど!ザ・ワールド』(1981~1996・フジ)
久米宏さん「ホニャララ」@『ぴったしカン・カン』
■参考:「ホニャララ」の発明こそ久米宏が天才である証明(高橋秀樹、メディアゴン、2016年6月11日) https://www.excite.co.jp/news/article/Mediagong_17522/?p=2

私は「にょろにょろ」と呼んでいますね!
★3年前(2022年)、職場の23歳新人A先生が『ホニャララ』を使っていて、久米宏さんの偉大さを思い、微笑ましく感じたことをFacebookに投稿。それが『思い出機能』で蘇り、本稿を2025年4月26日に書き始めたきっかけです。Facebookの「思い出機能」に感謝。
英語の話し言葉
英語の話し言葉では…
アメリカ英語では blah, blah, blah、yada yada yada、
イギリス英語では and so on, and so forth がある。

英文法のルターさんは
yada yada yadaを「なんだかんだで」
blah, blah, blahを「とかなんとか」と訳してみたよ。
◆Grokさんに教えてもらいました。
◇アメリカ英語では
yada yada yada は時間経過や流れの省略に「なんだかんだで」が最適、
blah, blah, blah は内容の省略に「とかなんとか」が適切。
◇イギリス英語では and so on, and so forth が標準(『などなど』の意味)。
カジュアルな話し言葉では、語順を入れ替えた and so forth and so on がリズムや軽い冗長感を出すためにまれに使われる、とのこと。
3)例文を和訳する:blah, blah, blah、yada yada yada

★英文法のルターさんが『blah, blah, blah』を初めて知ったのは、2006年にブリティッシュカウンシル(東京・飯田橋)で受講したアカデミックライティングのコースで、高校生の帰国生が使っていたのを聞いたときでした。カジュアルな英語表現から学んだことが、今こうして活きるなんて、人生に無駄はない。
●blah, blah, blah「とかなんとか」
例文) You know how Michelle talks: ‘Tommy did this, and Jesse did that, blah, blah, blah.’
ルター式翻訳(○):ミシェルの話し方は知っているでしょ。「トミーはこれをした、ジェシーはあれをした、とかなんとか。」
Grokさんによる○の理由:会話の軽快さと内容の省略を自然に再現。
Google翻訳(△):ミシェルの話し方はご存じでしょう。「トミーはこれをした、ジェシーはあれをした、などなど。」
Grokさんによる△の理由:会話の軽快さが薄く、「とかなんとか」の方が自然。
●blah, blah, blah
ロングマン現代英英辞典より
https://www.ldoceonline.com/jp/dictionary/blah-blah-blah
blah, blah, blah
spoken used when you do not need to complete what you are saying because it is boring or because the person you are talking to already knows it
●yada yada yada「なんだかんだで」
例文) I started talking to her and – yada yada yada – it turns out she’s from New York too.
ルター式翻訳(○): 彼女と話し始めたら、なんだかんだで、彼女もニューヨーク出身だということがわかった。
DeepL翻訳(△):彼女と話し始めたら、なんと彼女もニューヨーク出身だった。
Grokさんによる△の理由:結果の驚きを強調しすぎ、過程の省略が薄れる。『なんだかんだで』の方が軽快で適切。
●yada yada yada
ロングマン現代英英辞典より
https://www.ldoceonline.com/jp/dictionary/yada-yada-yada
/ˌjædə jædə ˈjædə/ interjection American English spoken
said when you do not want to give a lot of detailed information, because it is boring or because the person you are talking to already knows it
(Google翻訳:退屈だったり、相手がすでに知っているなど、詳細な情報を多く伝えたくないときに言う。)
類義語 blah, blah, blah
★あとがき

思い出機能でinspireされて、書きました。
力作です。Grokさんと相談して100点満点を目指しました。
Grokさんとの対話:https://twitter.com/i/grok?conversation=1915982402037620792
3年前のFacebook投稿:
黒柳徹子さんの映像を観ていて、たまたま観た動画。
黒柳徹子さん/萩本欽一さん/久米 宏さんの対談、荻昌弘さんがインタビュー
テレビ30年、貴重な映像だった。欽ちゃんが若い!
久米宏さんと言えば「ホニャララ」。職場の23歳新人A先生が「ホニャララ」を使うので、久米宏さんの偉大さを思い、微笑ましく思っている。
●「ホニャララ」の発明こそ久米宏が天才である証明
メディアゴン2016年6月11日 07:30
高橋秀樹[放送作家/日本放送作家協会・常務理事]
https://www.excite.co.jp/news/article/Mediagong_17522/?p=2
『アイ・アイゲーム』(1979~1985・フジ)の山城新伍は『チョメチョメ』と言い、『なるほど!ザ・ワールド』(1981~1996・フジ)の愛川欽也は『ペケペケ』と言った。『ホニャララ』は『ぴったしカン・カン』の久米宏のものだったのである。
●TV30年 対談/黒柳徹子/萩本欽一/久米 宏 ’83/4
25,593 回視聴2022/02/11
https://www.youtube.com/watch?v=Bi7otLN4c1o
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