『バンビ』にこんな可愛いシーンがあるなんて知らなかった!
昨日(2024/09/19)観た動画のyayaさんに感謝しています。
私がディズニーアニメに求めているのはこれです。この屈託のない子どもの笑い、そして純粋な気持ちです。 今のヘンテコな邪悪アニメではない。
動画①では、基礎英語の「基礎」と云えるThat’s ~. と、callを使ったSVOCが出てきます。動画②では、助動詞wouldを使った仮定表現が自然です。
YouTube動画①
YouTube動画①Bambi Flower Hibernating(バンビ、フラワーが冬眠して…)
MrDreamcatchmeさんのチャンネル。
YouTube動画②「ディズニーのベスト子役声優」
※こちらは字幕あり。https://www.youtube.com/watch?v=jaXjTP1bnkY
●yayaさんの紹介文:産まれたばかりのバンピに、うさぎのサンパーが言葉を教えるシーン。ディズニー映画の中で、サンパーの笑い声が一番子供らしく、愛らしいと言われています。何度観ても微笑んでしまう、森の子供たちのやり取りです。
動画の前半のシーン ウサギのサンパー(Thumper)が爆笑
サンパーの笑い声、子どもらしくって、本当に可愛らしいですね!
① That’s ~.を使ったシーン
ウサギのサンパー(Thumper)が子鹿のバンビ(Bambi)に向かって言うセリフ。
That’s not a bird. That’s a butterfly.
(それは鳥ではない。蝶だよ。)
→ このセリフは中学1年(今は小学5年か…)に向いている。
② SVOC(call+OC「OをCと呼ぶ)を使ったシーン
スカンクのフラワー(Flower)がウサギのサンパー(Thumper)に向かって言うセリフ。
He can call me a flower if he wants to.
(彼[バンビ]がしたいなら、僕をフラワーって呼んでかまわないよ)
→ このセリフはSVOCの例文に持って来いですね!
wants to[ワァンストゥ]の発音も大切ですし。
ウサギの名前 Thumper 「とんすけ」の由来
ウサギの名前に使われている、thumpの意味「ドンとぶつかる」を初めて知りました。
Thumper は「ドンとぶつかる者」なので、日本語にしたら「ドンちゃん」っていうかんじかな?
Wikipediaで調べたら「とんすけ」だった。上手な命名ですね。
thumperの意味 - 小学館 プログレッシブ英和中辞典
発音θʌ́mpər
[名]ドンとぶつかる[当たる]人[もの];
((略式))途方もなく大きい[目だつ]人[もの]
;(特に)とてつもないうそ
https://dictionary.goo.ne.jp/word/en/thumper/#ej-86173
●Wikipedia引用:『バンビ』(原題:Bambi)は、ウォルト・ディズニー・カンパニーによるアニメーション映画。1942年8月13日公開のアメリカ映画。フェーリクス・ザルテンの『バンビ』を原作とする。
とんすけ(Thumper)
バンビと最初に親友になった仔兎。明朗で愛嬌がある。脚を叩いて鳴らすのが特技。この特技は彼の子供にも受け継がれている。
フラワー(Flower)
スカンク。雄であるが、その名の通り花が好きで物腰が柔らかく少々女っぽい性格。冬は冬眠しているため、出番は少なめ。初公開版ではハナ(花)と呼ばれていた。
動画の後半のシーン スカンクのフラワー(Flower)が冬眠
動画の後半ではスカンクのフラワー(Flower)が冬眠しています。
動画の題名がBambi Flower Hibernating(バンビ、フラワーが冬眠して…)です。
hibernate「〈動物が〉冬眠する」って動詞を初めて知りました。
hibernateの意味 - 小学館 プログレッシブ英和中辞典
発音háibərnèit
[動]自
1〈動物が〉冬眠する;〈人が〉避寒する;引きこもる
2 活動していない,休止中である
YouTube動画②
1)英語:Bambi meets faline(Sue Skyさんのチャンネル)
2)日本語吹き替え:シャイなバンビとファリーンの出会い|バンビ|Disney+ (ディズニープラス)
動画のシーン バンビとファリーンが初めて出会う
0:50 恥ずかしがっているバンビのことをファリーンが
He’s kind of bashful, isn’t he, mama?
(あの子、恥ずかしがり屋じゃない?)というと、
お母さんが
Well, maybe he wouldn’t be if you’d say hello.
(まぁ、こんにちはって言えば、そうじゃなくなるわよ)とアドバイス。
bashful は shy(恥ずかしがって)の類義語
私は聞き取り苦手ですので、
bashful が聞き取れなかったですが、
shyの同義語で類推して理解しました。
ロングマン現代英英辞典より(和訳は英文法のルターさん)
bash‧ful /ˈbæʃfəl/ adjective
easily embarrassed in social situations
(社交的な状況ですぐに当惑して…)
類義語 shy
a bashful grin(はにかんだ笑顔)
Don’t be bashful about telling people how you feel.
(どう感じているかを人に伝えることを恥ずかしがらないでください。)
https://www.ldoceonline.com/jp/dictionary/bashful
bashfulの意味 - 小学館 プログレッシブ英和中辞典
発音bǽʃfəl
[形]〈人が〉恥ずかしがり屋の,内気な,(…を)恥ずかしがる≪about≫;
〈表情などが〉はにかんだ
https://dictionary.goo.ne.jp/word/en/bashful/#ej-6920
助動詞would① 主節のwouldは「~だろう」の意味
助動詞wouldを使った仮定の表現が自然ですが、ここでしっかりとwouldの使い方を確認しましょう。ルター式の解説をつけると、最初のwouldは「~だろう」の意味です。
He wouldn’t be bashful(恥ずかしがらないだろう)です。
いわゆる「仮定法の帰結節で使うwould」です。
助動詞would② if節のwouldは、《依頼・命令》Will you?「~しなよ」の過去形
和訳するの簡単なのです。
if you would say hello(もしあなたがこんにちはと言うなら)。
しかし、解説つけるのは、かなり複雑なんですよ!
【仮定法過去】said「言ったら」でもOKなのですが、
said ではなく、would sayを使っているのはなぜか?
一緒に考えてみましょう。
❶ 皆さんがご存じの英語学習の公式的な【仮定法過去】を使うとこうなります。
He wouldn’t be bashful if you said hello.
(もしあなたがこんにちはと言ったら、彼は恥ずかしがらないだろう)
❷ 通常、《条件の副詞節》では、If節で助動詞willを使わず、現在形や現在完了形などを使います。これは高校英語では覚えるべき重要な文法項目です。
If節で助動詞willを使うのは、特殊なことと言えます。
その場合、以下のように考えると理解しやすいです。
助動詞willなし: If S 現在形, … | If you help me, we will finish it in 30 minutes. 「手伝ってくれると、30分で終わります」 (「手伝ってくれる」のを前提として決めつける →押しつけがましく、差し障りがある) |
助動詞willあり: If S will do, … | If you will help me, we will finish it in 30 minutes. 「手伝っていただけると、30分で終わります」 (「手伝ってくれる」のを前提として決めつけない) |
If節で助動詞willを使う場合
⑴【現在形】を使うと、必ず「~する」のが前提だと話し手は決めつけることになってしまう。相手がすることに関して「~する」と話し手は決めつけたくないので、【現在形】ではなく【will】を使う。
⑵If節の【you will】は、《依頼・命令》Will you?「~しなよ」の意味がある。
❸今回は主節が「仮定法の帰結節」ですから、If節には過去形がふさわしいので、助動詞willの過去形wouldが使われているのです。
Say hello. (こんにちはと言え!)
Will you say hello? (こんにちはと言えよ)を丁寧にして、
Would you say hello? (こんにちはと言いなさいよ)にしている考えてもいいです。
参考
Q:名詞節では、未来を話題にしている場合、willを用います。
でも、《未来の時》《条件》あらわす副詞節では、未来を話題にしているのに、willを用いず、かわりに【現在形】【現在完了形】を用いるのはなぜですか?
A:副詞節では、想定している出来事が起こるか起こらないか「未定」だと想定せず、その出来事が起こると決めつけて、そこを前提として「もし~なら、~しよう」のように論じる。
副詞節 If it is fine tomorrow「もしも明日晴れているなら」→「買い物に行こう」
副詞節 If it rains tomorrow「もしも明日雨が降るなら」→「図書館に行こう」
言い換えるなら、in the afternoon「午後に」→「図書館に行こう」のように
「雨が降る」「午後に」という未来の時や条件を前提(足場)にして、「こうしよう」「ああしよう」と論じる文構造になっているので、確定したかんじのする【現在形】【現在完了形】を用いる。
名詞節では、
if it will be fine tomorrow「明日晴れているだろうか」←「ということを疑問に思う」のように想定している出来事が起こるか起こらないか「未定」だと想定し、確定していません。助動詞will「~だろう」は話し手の判断や推量をあらわし、未定・不確定の意味になる。そのように考えてみましょう。
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